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2016年1月28日 副社長のブログ

大事な場面で緊張に飲み込まれないようにするには~①~

社会生活を送るなかで、パフォーマンスを発揮しなければならない場面は多いと思います。例えば、面接もその1つ。面接を受ける側のパフォーマンスは、限られた時間の中で自分自身の強みを話し、企業にとって必要な人材であることを面接官に理解してもらう、ということになります。

与えられた時間などの条件は同じなのに、パフォーマンスを発揮できる人とできない人がいるのはなぜでしょうか。思い浮かんでくるのは“緊張”という言葉かもしれません。

これは、採用面接に限らず、重要な試合や試験などにも共通することです。しかし、パフォーマンスを発揮するために大切なことは、緊張に打ち勝つということではありません。ここではまず、「緊張に打ち勝つ」という発想を捨てて考えてみましょう。

重要な場面でパフォーマンスを発揮するために必要なものは、自分自身をコントロールする知識と能力と技術です。人は、最高に能力を発揮するために適した心理状態の範囲があると言われていますが、その範囲は人により異なります。興奮や緊張を感じるときに力を発揮できるタイプの人もいれば、リラックスしているときに発揮できるタイプの人もいるということです。

採用面接の場面を考えてみましょう。 パフォーマンスを発揮できない人の多くは、リラックスしているときに能力を発揮できるタイプでありながら、面接になると緊張してしまうケースが多いように思います。

この状態は、本当は落ち着きたいとこころの中では思っているのに、からだは緊張している状態だということであり、こころと体がうまく繋がっていないということになります。 つまり、自分自身のことでありながら、こころと体をコントロールできていないのです。

では、なぜこのようなことが起こるのでしょうか。それを次回に考えてみます。
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