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2017年5月10日 副社長のブログ

「自分物語」を創ることの3つのメリット

「ナラティブアプローチ」という言葉を聞いたことがありますか?
ナラティブとは、“物語り”のことであり、近年は病院での診察などにも取り入れられる等、さまざまな業界で注目されています。

今回は、キャリアコンサルタントとして、キャリアをナラティブで語ることの3つの意義をご紹介します。

① ドミナントストーリー(支配的な物語)からオルタネイティブストーリー(いまだ語られなかった物語)への気づきを得る。
例えば、「今までのあなたのキャリアについて教えて下さい」と質問されたとします。
殆どの方が「会社物語」を軸とした物語を語りますが、会社物語から自分の物語へ、語り直しをしていくことで新たなオルタネイティブストーリーを創ることができます。

②自分のクセを見つけて自覚する。
クライアントの語りの中には必ず、繰り返し語られるキーワードがあります。
“親が許してくれなかった”、“たまたま運が悪かった”、“体調が良くなかった”、etc。
これらのワードは、責任をどこに持っていくのかを選ぶときのクセと言えます。

③過去の自分・現在の自分の物語を振り返り、語りなおすことで未来の物語を創る。
今までの「自分物語」をオルタネイティブストーリーとして語り直すことで、
また、現在の物語に自信が持て、更には未来に繫げるストーリーを完成させることで、
未来を現実化させるために具体的にすることが見えます。

人生において、自分がこういう人間であると語れるストーリーは、人生の軸でもあります。時には、不可抗力による語り直しが必要なときもあるかもしれません。
しかし、どのようなエンディングストーリーにしていくかを決めるのは、この物語の脚本家でもあり、監督でもあり、演出家であるあなた自身です。

「自分物語」にご興味のある方は、お声掛けください。

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